TripHuggers Yokohama #1:レポート

こんにちわ。TripHugger 日本語担当、染谷です。

今週9月17日(木)についに「TripHuggers Yokohama」を立ち上げました。その第1回「TripHuggers Yokohama #1」について、ご報告いたします。
(もったいつけることではありませんが、”ついに“の意味合いは終盤に記載いたしました。)

初めから企画にご協力いただいた坂口 祐太さん、打ち合わせ回数が限られた中で心良く引き受けてくださった杉崎 栄介さん、いつもながら全体を通してご協力をくださる鈴木 高洋さん、本当にありがとうございました。

アジェンダ

TripHugger Kaigi の目的

  1. TripHugger を試していただきたい。
  2. 旅行計画の作成:ある 地域 に、特定の 時期 と 主題 を与え、これを 旅 とし、旅の計画を作る過程で、その地域について再考する。
  3. 旅行の計画をみんなでワイワイとやります!

TripHuggers Yokohama

  • TripHugger をご利用いただく横浜のユーザーコミュニティー
  • 旅行計画をつくりながら、横浜について考えてゆく

タイムテーブル

  • 19:30|会議開始
  • 20:10|旅行を計画する
  • 21:10|旅行を共有する
  • 21:25|中締め、謝辞
  • 22:00|片付け

当日の様子

TripHuggers Yokohama#1の開催場所はmasss×mass 関内フューチャーセンター(馬車道駅徒歩3分)です。看板まで作成いただきました!

(本レポートで使用している写真はこちらで働いている堀篭 宏幸さんにご提供いただきました。当日撮影してくださっていることには気づいていたのですが、後でいただいて素敵すぎて感動しました。ちゃんとした写真撮れるっていいですね。)

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ゲストトーク!

坂口さんにモデレータを務めていただいて、杉崎さんと「横浜と秋」でゲストトークをいただきました。TripHuggers Yokohamaはユーザーコミュニティーイベントですので、何か”ご教授”いただくようなものではなく、みんなで”ワイワイと”旅行計画をするためのウォーミングアップのようなものです。芸術の秋、食欲の秋、横浜の地形(湾岸部を横に散策するルートは開発されてるけど、湾岸部に対して縦には少し歩きにくいとか)、などなど30分お話しいただきました。

「横浜は外を歩いていて気持ちいい都会」っていうのは打ち合わせ段階から、染谷としてはハイライトでした。そうなんですよね、横浜は歩いていて気持ちいいんです。

スクリーン右が坂口さん、左が坂口さん、その隣が染谷です。

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スクリーンに映っているのは「Blue Note JAZZ Festival in Japan@横浜赤レンガ倉庫」です。絶対気持ちいいですね。

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ゲストトークを聞いている会場。好きな写真です。

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旅行を計画する

ゲストトークのあとは、テーブルごとに日帰り旅行を計画します。今回のお題は「横浜、秋、あなたのテーマ」です。TripHugger Kaigi のメインです。ワイワイやります、まずはテーマをセット。

こちらのテーブルは初めましての自己紹介から。しまろぜソリューションズの川崎さん、大倉山ミエル鈴木さん、マスマスの森川さん、そして鈴木さん。濃い旅行計画ができそうです。

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ワイワイと。こちらは坂口さん、トミタプロデュース富田さん、ひとり旅研究家秋山さん、マスマス入居者でフリーランスのエンジニアの福田さん。ここも濃そうな旅行計画ができそうです。

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TripHugger!画面にTripHuggerが映ってます!iPad miniでも表示できます!いい写真!ハイライト!

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旧劇場チーム。写真手前から、アイヴォリーアーキテクト原崎さんと永田さん。TripHugger Kaigi の様子の特徴は、みんな話しながら携帯とかPCを操作してることです。飽きてるわけではなくて、そういうワークです。調べ物しながらどんどん入力していきます。

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こちらの写真奥は同じく旧劇場より、ヨコハマ経済新聞齊藤さん。携帯操作してるのは飽きているわけではない…はず。

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(注:もう1テーブルご参加くださっていたのですが、現在写真を探索中ですので、見つけ次第アップします!)

ワークも終盤、旅行計画を仕上げていきます。画面に向かってみんなで TripHugger です。

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旅行を共有する

またも夢中になりすぎて写真を撮りそびれました。次回は必ず撮ります。TripHugger Kaigiの特長は、その旅行計画をもちろん TripHugger を使って共有することです。テーブルごとに作成した皆さんそれぞれの iPhone 画面をプロジェクターに映しながら、どんな旅行計画を作ったかご紹介いただきます。

今回生まれたのは以下のような旅行計画。いずれも個性的で、何より皆さんご自身が「したい」と思って「つくった」旅行計画だからいいんですよね。

A)父が横浜にやってきた(2回目)

誰かのために作る旅行計画っていうのが素敵ですね。あと2回目!っていうのがポイントです。1回目は代表的なスポットを回るのもいいでしょう、でも大事なのは2回目です。2回目の旅行でいかに期待値を超えていくかが、リピートを生み出す要所かと思います。

B)横浜、秋、月

秋といえばお月見ですね。横浜の本牧地方のハイライト、三渓園と根津森林公園を月見の軸で切り取った計画になりました。本牧地方をゆくならバスルートを画面上に表示は必須!のご要望をいただきました、ありがとうございます!

C)知られざる横浜

最高のテーマセットです。いわゆる「おれの旅行計画作るんだから、おれしか知らない旅行計画を作ってやろう」ってやつですね。なんと15箇所近くを周る強行スケジュールになりましたが、それもいいと思います。周れなかったら、次に周ればいいですし、TripHugger ならその旅行計画は次のための旅行計画にコピーできますので。(コピー機能は次回 TripHuggers Yokohama #2 で扱う予定です。)純喫茶モデル、近々行きます!

D)秋の横浜ロケ地ツアー

これもいいですね。横浜は町ごとに風景も匂いも全然違うので、多種多様な映画やドラマの題材になっていますよね。深夜ドラマ「私立探偵 濱マイク」から、連続ドラマ小説「まれ」、スタジオジブリ「コクリコ坂」、そして忘れてはいけない「あぶない刑事」ですね。名所多すぎでこのツアーもかなりの強行スケジュールでした。

やってよかったこと

横浜で第1回を立ち上げられたこと。これに尽きます。総勢ゲストトークのお二人も含めて、16名の方にお集まりいただき、4テーブルでワイワイと盛り上げていただきました。

最近、横浜を中心に活動をしてはいますが、自分は東京生まれの埼玉育ち、大学生は武蔵野市、社会人は品川区です。横浜なんて、縁も所縁もないこの土地で、たぶんほとんど皆さん、ここ2ヶ月ぐらいで出会った方々に共感していただき、第1回を盛り上げていただきました。

振り返ると、このような縁が広がったのは、ひとえにここmass×mass 関内フューチャーセンターで今年6月に受講した「ソーシャルビジネススタートアップ講座」のおかげでした。ステマみたいですが、良いことで事実なので露骨に書いておきます。

  • 「横浜?みなとみらいとあと何があるの?」みたいな自分
  • 「ソーシャルビジネス?ていうか、社会に役に立たない企業なんてあんの?」って思ってた自分
  • 「NPO?ってか、非営利じゃ続けられないんだから、もうそれ言い方じゃない?」って思ってた自分

そんな自分達(受講者方々という意味ではなく、自分”達”)が、なんだかわからないけど今すごく横浜のことが好きで(それはもう単に夜仕事終わりに、赤レンガ倉庫の横を自転車で走り抜けるだけの瞬間だったりするわけです。)、ソーシャルビジネスという言葉の意味もしっかりと理解できたし、それは時としてNPOという形の方が運営しやすい(というか多くがそうじゃないと運営できなかったりする)ことの意味も理解できたわけです。

Facebookのエントリーにも書きましたが、

月並みだけど、資本というときに経済資本と社会資本があって、それぞれどちらも蓄えていけたほうが環境としては嬉しく(特に将来への不安が減る)、前者よりも後者の蓄えを作るほうが難しい(難しいというより、人に伝える自分の理念が必要というのと、それを共感するのに時間がかかる)。

って思ってるんですね。社会保険と年金払って、自宅を購入して資産を持って、家族を作っていくのもとても大切です。だけど、それだけだと、この国の人口が減少していくことが明らかな状況の中で、既存の社会システムと自分の家族だけでは生きるのが辛かったり、生きられたとしてもたぶんつまらなくなると思います。友人関係だけで、縁が繋がって新しい事柄に出会えるかに不安があるわけです。

TripHuggers Yokohama はこのことに対する自分なりの解決手段の1つです。地図という平面情報は十分に整備されています、ここに時間と主題という軸を追加して、地域を立体的に見ていきましょう、そうすることでその地域の魅力がまだまだ見えてくると思います。

「何もつくらないし、何もこわさない(©SATOYAMA EXPERIENCE」というのはツーリズムの本質だと思っています。旅行計画をつくる場を通して、また旅行計画を流通させるという市場を作ることで、貢献していきたいと思います。

トリップハッガーの日本語担当、染谷でした。長いポエムを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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